働き方の流動性が高まっている現在では、未経験の業界へ転職したいと考える人が増えてきているようです。結婚や育児といったライフスタイルの変化や、今の仕事との相性など理由は様々ですが、実際に未経験の業界へ移ろうとすると、未知の世界だけに転職活動に戸惑いを覚えるケースが多いのが現状のようです。
では、どういった点に気を付ければ、異業種への転職がスムーズに進むのかポイントを見ていきましょう。転職の全体の動向を見ると、異業種間の転職は、実はそう珍しくありません。転職者を受け入れる企業側には、他業種で経験を積んだ人物の持つ能力を活かし、新規事業の開拓や企業風土の刷新を行いたいという、積極的な需要があるからです。
そこで、未経験の業界へ転職したい場合、重要なのが自己アピールになります。自分には何が出来るのか、どんな仕事で能力を磨いてきたのかを客観的に説明することが求められます。異業種の人への説明ですので、当たり前に通じると思わずなるべくわかりやすく客観的な言葉を選んで、自分をアピールしましょう。この時、前の業界の内情をどこまで話すかもポイントになります。自分の能力を高めたいなど前向きな転職理由は、採用担当者からすれば好感は持てるようです。しかしそれならば、前の業界に残ってもいいのではないか、わざわざ転職する必要はないのではと思われる可能性も出てきます。あまりにも残業が多過ぎたので転職を考えたといった、客観的に納得のいく理由であれば正当と受け止められますので、自己アピールに加えていいと思います。
転職後は、謙虚に新しい仕事に馴染む努力が必要になりますので、積極的なアピールを大切にすると印象が良くなり、結果につながりやすくなります。